いとう　まゆみ

私自身が癒しを必要としていた頃のこと

大学職員として働いていた頃、忙しさの中でリラックスのきっかけを見つけられず、心も体も疲弊していきました。

27年目の職場では心が追いつかず、適応障害と診断され3か月の療養期間に。

その後も回復しては悪化を繰り返し、泣きながら出勤した日も、電車のホームで動けなくなった日もありました。

特に繁忙期には、頭痛と目の奥の痛みに悩まされ、肩こりもひどく、仕事に集中できない日々が続いていました。

ヘッドマッサージとの出会い

薬だけではこの痛みは癒えないのではと思い、ネットで探して辿り着いたのが「ヘッドマッサージ」というジャンル。
偶然にも学べる場所を見つけ、娘と体験会に参加しました。

その施術を受けた瞬間、頭がふわっと軽くなり、初めて感じる安堵に包まれました。
まるでずっと背負っていた荷物がすっと下ろされたような感覚で、「この癒しを、わたしも届けたい」と心から思いました。

まずは椅子に座って行える脳休ヘッドマッサージ®から学び始め、技術を深めていきました。

セラピストになった、ちょっと意外なきっかけ

先にセラピストとして開業していた娘が、事情により他県へ引っ越すことに。
サロンが続けられなくなるという話を聞いて、「えっ、わたしが…？」と戸惑いながらも、その場を引き継ぐことに決めました。

その後はブレインヒールヘッドタッチ®を急ぎ学びながら、仕事・家事・勉強を両立。
「学生のころ、この意欲があれば、もっといろんな選択肢があったかも」と思うほど、熱心に技術を磨いてきました。

今のわたしが、一番好きな瞬間

お客様が「目がぱっちり開いた気がする」「頭が軽くなった」と、笑顔でおっしゃってくださる瞬間。

その一言に、これまでの経験がすべて報われるような気持ちになります。

知識と経験を重ね、ひとりひとりのお悩みにぴたりとフィットする手技で、安心と癒しをお届けできるよう、これからも丁寧に施術していきたいと思っています。